【レザークラフト】プレゼントに最適!シンプルな名刺入れ[型紙あり]

レザークラフト

こんにちは、なんでも自分でやりたがり。
なおぴーです。

今回はレザークラフトのお話。

3月 春ですね。
春は出会いと別れの季節。
また春は新しいことを始めるには良い季節ですね。

今回はタイトルにもある通り、シンプルな名刺入れを作っていきます。

私の職場に修行派遣で来られている方〔男性〕が3月末をもって元の職場へ帰任されます。
職場の仲間で記念品をプレゼントする予定ですが、私も何かできないかと思い考えていました。
文具好きの方なので革製品はきっと好きだろう(思い込み?)。
文具に直結する物は持っているだろう。
社会人ならば、あって困らない名刺入れが良いのでは?

と、あれこれ考えた結果名刺入れにしました。

それでは、本編に移ります。

準備する物

必須アイテム

  1. 革(厚さ1mm前後)
  2. 型紙・・・コチラよりダウンロードして印刷してください(縮尺等倍で印刷してください)
  3. 丸ギリ(罫書きに使います)
  4. 刃物(カッター、革包丁でも罫書き線に沿って切れれば何でも可)
  5. トコノール(CMCでも可)
  6. ヤスリ
  7. ヘラ付きヘリ磨き
  8. ゴム板
  9. 菱目打ち(2本目、4本目の2本あると捗ります。必須は2本目)
  10. 木槌
  11. ゴムのり
  12. 縫い糸(今回はビニモMBT#5)
  13. 縫針(2本用意しましょう)
  14. ハサミ
  15. ライター

あると良いアイテム

  1. ガラス板
  2. フェルト
  3. 工作用紙(厚紙なら何でも可)とノリ
  4. デバイダーorステッチンググルーバー
  5. コルク板
  6. 菱ギリ
  7. ヘリ落とし
  8. ニートフットオイル

製作工程

型紙準備

コチラからPDFをダウンロードして等倍で印刷しましょう。

型紙の線の通りに切り出しましょう。

このままでも慎重になぞれば罫書きできますが、厚紙に貼り付けるとしっかりとなぞれます。

全体的にのり付け(スティックのりが良い)
厚紙(工作用紙など)に貼り付けて
型紙のラインで切り抜く

革の切り出し

上で用意した『型紙』と『丸ギリ』を使用して、革に外形線を罫書きましょう。

今回使用した革は1mm厚のヌメ革です。

罫書いた線に従ってカッターなどで切り出します。

床面処理

安定のトコノール
指やヘラを使って全体的に伸ばします
ヘラやガラス板を使って磨きます

トコノールは全体的にうすーく伸ばしましょう。
付けすぎてしまうと、はみ出して銀面についてしまったり
磨いても余ってしまったりするので注意してください。

もし、銀面についてしまったら焦らずに優しく拭き取ってください。
擦り付けてしまうと染み込んでシミになってしまいますので、優しくです。
私は気休めに、最後にウェットティッシュで優しく拭います。

上の写真ではガラス板を使っていますが、ヘラ付きヘリ磨きのヘラ部分が硬いので代用できます。

中央の白いやつがヘラ付きヘリ磨きです。この平べったいところで磨けます。

ガラス板の代わりに、コップの底部分を使う方もいらっしゃるようです。

手縫い

手縫いの方法を知りたいあなたはこちらをご覧ください。

この写真の様に貼り合わせたいので、両方のパーツにゴムのりを塗ります。

トコノールで処理した面はノリが付きづらいので、ヤスリを使って少し荒らします。

パーツの合う範囲が判る様に4か所印をつけます
印の範囲内を5mm幅程度ヤスリで荒らします

ヤスリで荒らしたら、両方の荒らした部分にゴムのりを塗りましょう。

ここでは何かの接着剤に付いてきたヘラを使っていますが、短冊状に切った厚紙でも塗りやすいです

両方のパーツにゴムのりを塗ったら、少し乾かして(ふーふーするかパタパタする程度)
パーツの端が合うように貼り合わせます。
貼り合わせた後は、しっかりと圧着しましょう(ギュッと押しつける)

ローラーを使っていますが、木槌で軽く叩いてもOKです
裏返して見たところ

どうしても、端がぴったりにならずにはみ出してしまうところがあると思います。
そんな時は、はみ出た箇所をカッターなどで取り除いてあげましょう。
仕上がりが一段と良くなりますよ。

はみ出したところをカット

全体的に、はみ出したところを揃えることができたら
次に縫う為の印をつけていきます。

デバイダーやステッチンググルーバーを使って端末から3mmのところに線を引きます。

そして、菱目打ちを使い縫い穴を開ける場所に印をつけていきます。
そのまま木槌で叩いて穴を開けてしまっても良いですが
初めから穴を開けていくと、最終的にパーツの端末と穴の位置が合わない場合があるので
一度、全体的に印をつけたほうが良いです。
始端から半分と終端から半分に分けると微調整しやすいです。

穴を開ける位置が決まったら、菱目打ちや菱ギリで穴をあけていきます。

全ての穴をあけたら、針と糸を用意します。

糸の長さは、縫いたい長さの4〜5倍の長さを準備しましょう。

縫い初めと縫い終わりをダブルステッチにすると、強度も上がり長持ちする様になります。

糸の真ん中まで通します
交互に縫い進めては
引き締める

この繰り返しです。

これから始めるというあなたは、こちらで手縫いについて詳しく説明していますので
ぜひご覧ください。

端から端まで縫うことができたら、糸の端末処理を行ってから
縫った部分をローラーや木槌で慣らします。

手縫いで糸を締めた時に、革がひきつったりしてしまうのですが
これをすることで、綺麗に戻ります。

今回の名刺入れは2ポケットなので、同様の作業を2回行います。

コバ処理

全ての手縫い作業が終わったら、コバ処理をしてさらに作品のレベルを上げましょう。

まずは、ヘリ落とし。

ヘリ落としが無いという方はヤスリで角を落としても良いでしょう。
表、裏の両方の角を落としてあげましょう。

そして、またもや登場トコノールです。

こちらを指に少量とり、銀面に付かないよう慎重にコバへ乗せていきます。

指でスーッと全体的に伸ばしたら、スリッカーやヘリ磨きを使ってこすります。

コバ磨きについては、こちらで詳しく説明していますので
ぜひご覧ください。

これで、名刺入れの完成です!
お疲れ様でした。

さらにその先へ

私は革の経年変化が大好きです。
だから、ヌメ革を使うことが多いです。

でも、ヌメ革は汚れが付きやすく
汚れると、少し残念な見た目になってしまうことも。

そんな残念とはおさらば!
作品の仕上げにオイルアップはいかがですか?

私は普段使いのアイテムにも必ずと言って良いほどオイルアップ仕上げをします。

使うのは「ニートフットオイル」
これをスポンジ等に染み込ませて、作品全体に塗っていきます。
たったそれだけ。

これで、汚れが付きづらくなるのと
革の色に深みが出ます。

経年変化もいい感じになります。

今回作った作品
私が1年ほど使用している同型の作品

いかがですか?目立った汚れもなく、いい艶が出ているでしょう。

革製品は使い込むほど味が出て、色っぽくなります。
こんな革製品を自分で作れるなんて幸せです。

ギャラリー

ここまでお読み頂いてありがとうございました。

これからも、あなたにとって有用な情報を発信していきます。

それでは、良いDIYライフを!!

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