DIY用木材の価格と用途

木工

今回は、ホームセンターなどで購入できる木材について
初心者の方でも失敗しない選び方を、木の特徴を説明しながら解説していきます。

初めはツーバイ材を使ってみよう

これからDIYを始めてみようと思っているあなた。

悪いことは言いません。

ワンバイ材、ツーバイ材から始めてみましょう!

一度は耳にしたことがあるかもしれませんが「ツーバイフォー材」は2×4工法に使われる規格材です。

数字の意味するところは「2インチ×4インチの断面寸法である」ということです。
実際には、木材の乾燥時に収縮しおおよそ「38mm×89mmの断面寸法」になります。

2×4材はDIYで重宝されており、専用のアイテムも多数出ています。

ここから入れば、楽しみながらDIYにハマることうけあいです。

木の種類

木の種類というのは大きく分けて、広葉樹と針葉樹に分けられます。
あなたも、小学校か中学校の理科の授業で聞いたことがあるのではないでしょうか?

それぞれは読んで字のごとく

広葉樹:
幅広の葉をつける木で、私たちの身近にあるものとしては

  • 桜(サクラ)
  • 橅(ブナ)
  • 栗(クリ)
  • オーク(楢:ナラ)

などが思いつくでしょう。他にも

  • ウォールナット(クルミ)
  • アカシア
  • タモ

などがあります。

針葉樹:
細くツンツンした葉をつける木で、私たちの身近にあるものとしては

  • 杉(スギ)
  • 桧(ヒノキ)
  • パイン(松:マツ)

などが思いつくでしょう。
意外なところで言うと

  • イチョウ

は、実は針葉樹です。他にも

  • ファー(樅:モミ)
  • スプルース(トウヒ)

などがあります。

厳密には葉の形で分かれるわけではないのですが
大まかには間違っていないのでヨシとします。

木の特徴

それぞれの木の特徴をまとめます。

広葉樹

硬いので傷つきに強いため、家具や床材に使用されることが多いです。
また、ギターやバイオリンなどの弦楽器のネック部分に使われています。
成長が遅いので比較的高価です。

針葉樹

柔らかいので傷つきには弱いですが肌触りが良いです。
柔らかいということは木の密度が低いので軽いのが特徴です。
主に戸や内装材として使われることが多いです。
また、音の響きが良いため楽器の音響板として使われています。
成長が早いので比較的安価です。

まとめ

広葉樹

  • 硬い
  • 傷つきに強い
  • 比較的高価

針葉樹

  • 柔らかい
  • 肌触りが良い
  • 軽い
  • 比較的安価

木材の価格

木材の価格はピンキリですが、ネット通販などで購入できる一般的な価格は以下のようになっています。(※ここでは、私が使っているデスクサイズで記載します。幅:1550mm,奥行:750mm,厚み:30mm)

ちなみに、木材には木の種類以外にもこんな違いもあります。

最近ウッドショックの影響で、木材の価格が高騰してきています。

少し前の情報なので、ご了承願ます。

  • 無垢材
  • 集成材
  • 合板
  • パーティクルボード

という4種類に分かれます。
無垢材とは1本の木から切り出したそのままの材料。
集成材とは無垢の木材の良いところを細かく切り出して接着した材料。
合板とは薄いベニヤ板を数枚貼り合わせた材料。
パーティクルボードとはウッドチップを加熱圧縮した材料で
表面に化粧板などを貼り付けることが多いです。

あなたの家にもカラーボックスって一つはありますよね?
あれもパーティクルボードです。

広葉樹

アカシア < タモ < オーク < ウォールナット
の順で高価になっています。

アカシア:約15,000円
タモ:約20,000円
オーク:約25,000円
ウォールナット:約30,000円

針葉樹

松 < 杉 < 桧
の順で高価になっています。

松:約15,000円
杉:約25,000円
桧:約27,000円

これらの価格は集成材での価格となっており、無垢材を選んだ場合はさらに価格が上がります。
また、板材などの種類によっては価格順が入れ替わることもあります。

補足ですが、パーティクルボードを選択すると4,000円で済んでしまいます。

「あれ?そんなに価格差ないじゃない」と思われた人。
そうなんです、これだけ大きな木材だとそもそもが高いんですよ。
自分の経験からDIYに想うこと』でも伝えた通り
「家具を買うと高いから」という理由でDIYをトライすると痛い目に遭います。

ネット通販を探せば、お洒落なデスクが「棚」や「チェスト」付きで
10,000円ちょっとで購入できてしまいます。

「そこまで大きなデスクやテーブルは製作しない」
「ちょっとした棚を作りたい」「踏み台を作りたい」
と言う感じであれば、絶対に規格サイズの板材をお勧めします。

規格サイズとは

  • JAS(日本農林規格)に定められている構造養成材標準寸法
  • 2×4工法に使用されるツーバイ材

などがあり、一般的なホームセンターで入手しやすいです。

しかも、安価です。

私がよく使う木材の種類と価格(@ホームセンター)

   木材種類   長さ
(mm/ft)
価格
  (円)  
     用途     
2×4(ホワイトウッド)1820/6398なんでも
1×4(ホワイトウッド)1820/6278棚板や踏み台の天板
杉乾燥材3000/約10348主に脚材として

基本的に普段使いのDIYではこれらをよく使います。
幅の細い板でも何枚かつぎ合わせれば、天板としても十分に使用できます。

表に記載しているホワイトウッドというのは欧州トウヒです。
この他に、Spruce(スプルース:トウヒ)、Pine(パイン:松)、Fir(ファー:モミ)などを材料とする『SPF材』というものもあります。

お店によっては「ホワイトウッド」であったり「SPF」の2×4材として陳列されています。

先ほどまで話していたデスクの天板のような、目が飛び出るような価格ではなくなりましたね。
むしろ「安っ!」と思うほど下がりましたよね。

まとめ
  • 大きな木材は高価!
  • 針葉樹は規格サイズの板材で安く購入できる!
  • 中でもSPF材はDIYにおすすめ!

さぁ、DIYを始めてみましょう!

木材の価格はピンキリ。

手頃に入手できる木材があることを知った今、これらを使わない手はありません。

下手に高価な材料を揃え、失敗した日には目も当てられません。
(家族と目を合わせることもはばかります。)

そうなる前に、今日知った材料を手に入れて
便利なものを製作して家族を喜ばせましょう!

私が製作した子達

踏み台:
子供たちが手を洗うときや
妻が高いところの物を取るときに重宝しています。
もう5年以上は使用していますが、まだまだ現役です。

子供用チェア

子供用チェア:
ダイニングテーブルは大人でぴったりサイズなので、子供がご飯を食べるときには必須です。

これらも、2×4材・1×4材や杉の規格材を使用して製作しています。

ここまでお読み頂いてありがとうございました。

これからも、あなたにとって有用な情報を発信していきます。

それでは、良いDIYライフを!!

コメント

タイトルとURLをコピーしました