【レザークラフト】端革チャレンジseason1(#1) ー 携帯靴べら

レザークラフト

こんにちは、なんでも自分でやりたがり。
なおぴーです。

今回はレザークラフトのお話。

レザークラフトを始めたばかりの時は革の調達が悩みどころですよね。

レザークラフト上達のコツは「たくさん作る」ことだと思います。

でも、しっかりとした裁断革はナカナカ高価です。

私が初めて革を購入した時は、確かAmazonでA4サイズの「ヌメ革きなり」を1000円程度で買った気がします。

まったく知識のない状態でどこかのサイトで見た情報を元に選んだと記憶しています。

今思えば、超高級品です。

A4は大体6dsなのでデシ単価166円です。

補足
ds=デシ とは革のサイズを表す単位で
1ds=10cm×10cmを指します。
デシ単価とは1dsあたりの革の値段で一般的な革は大体100円前後です。

実際に良い革なのでしょうが、練習で使用するにはちょっと気が引けます。

ということで、練習に重宝する端革(ハガワ)をご紹介します。

端革とは革のハギレで、色々なお店で製品を制作した際に出るあまり部分を安価で提供してくれています。

今回ご紹介する端革はコチラです。

コチラは名古屋の東急ハンズへ行った際に発見したものでグレージング加工のされたヌメ革です。

価格なんと300円!!

そして、ざっくり測ると5ds程度ありました。

デシ単価60円ですね

や、安い。

厚みは2mm強でした。

製品を採った後なので、思い通りのパーツ採りはできないかもしれませんが
この価格は魅力的です。

そして、タイトルにある様に
「端革チャレンジ」と銘打って、この端革からどんなアイテムをどれだけ作れるかチャレンジしていこうと思います。

Season1 開幕

Season1はこの300円の革を使用してチャレンジを行っていきます。

そして、第1作目はタイトルにもある通り「靴べら」を製作します。

前々から携帯できる小さな靴べらが欲しかったのですが、「これだ!」と思えるものに出会えなくて

いっそのこと作ってしまえ!と思い立ちました。

製作過程

ここからが、やっと本題です。

製作過程についてご紹介していきます。

型紙の作成

基本はここからですね。

そして、この型紙の時点で出来あがりは ほぼほぼ決まります。

ものづくりというものは設計したら、その通りに製品が出来上がるのです。

レザークラフトも同じで、図面(型紙)を描いたらその通りに作品が出来上がるのです。

今回の型紙はフリーハンドで工作用紙に直接書き込みました。

作るのは靴べらなので、左右対称です。

なので、型紙の半分に半身だけ書き込みます。

そして、真ん中で折って切り出すのです。

こんな感じに半分に折った状態にして、書き込んだ線をなぞる感じでカッターで切り出します。

切り出せた型紙がコチラ。

はい、綺麗に左右対称ですね。

材料の切り出し

型紙が完成したら、革にけがいて材料を採っていきます。

靴べらは表も裏も綺麗な銀面を使いたいので、同じ型紙で2枚採ります。

こんな感じで、たがい違いにけがくと効率良く採れます。

けがくことが出来たら、革を切り出していきましょう。

はい、切り出しました。

なんか、靴底みたいですね(笑)

トコ面が露出する作品を製作する時は、トコノール等を使ってトコ面処理をするのですが

今回は貼り合わせてしまうので、処理なしでOKです。

貼り合わせ

材料を採ることが出来ましたら、貼り合わせていきましょう。

トコ面全体に接着剤(ボンドでもゴムのりでもOKです)を塗って貼り合わせます。

厚みのある革だったので、切断面が斜めになってしまい
合わせが綺麗にいきませんでした。

なので、外周を少し整えます。

カッターや革包丁を使って一回り小さくなるように切っても良いですが

今回はセーフティーべベラを使用して、削ぎました。

本来はトコ面を薄くする時に使う道具なのですが、こんな時にも重宝します。

ガタガタがなくなるまで整えたら、やすりでならします。

良い感じに整いました。

この後、縫いの工程に移っても問題ありませんが

私は先にコバ処理を行いました。

まずは、ヘリ落としで表裏両面のヘリを落とします。

そして、トコノールでコバを磨きます。

良い感じに光っていますね。

そんなに悪い革では無かった様です。(ちょっと嬉しい)

コバ処理について詳しくはコチラからご覧になれます。

【レザークラフト】こんなにも印象が変わる!コバ磨きのテクニック

手縫い

コバ処理が終わったので縫っていきます。

デバイダーを使って縫い線をけがいていきます。

今回は3mmです。

縫い線をけがきましたら、菱目打ちを使って縫い穴をあけていきます。

この作品は基本的に曲線しかないので、2本目の目打ちを使います。

(私は、菱目打ちは印だけで 穴あけは菱ギリを使用しています。)

極端に狭いところや広いところが出来ないように調整しながら印を付けます。

あとは、印の通りに菱ギリで穴をあけていきます。

全部の穴が開けられたら、縫い合わせていきます。

手縫い(平縫い)についての詳しい記事はコチラから確認できます。

保存版!【レザークラフト】初めてでも丸わかり!これであなたも手縫いマスター(平縫い編)

そして、縫い上がったものがコチラです。

見れば見るほど靴底ですね(笑)

成形

このままでは靴べらとして機能しないので形を作っていく必要があります。

革というものは水に濡らすと、伸ばしたり曲げたり形を作ることができるのです。

まずは、全体を満遍なく濡らすように水道に潜らせます。

それを指で「グーッ」と伸ばしながら形を作っていきます。

思い通りの形になるまで根気よく伸ばしてやってください。

満足いくところまで成形したら乾かします。

作品の大きさにもよるのですが、しっかり2・3時間は乾かしました。

すると、こんな感じに仕上がります。

おぉ。

思いのほか良い出来栄え。

持った感じも良いフィット感です。

あとは、携帯しやすいように何かを付けようか悩み中です。

変更があれば、更新します。

ここまでお読み頂いてありがとうございました。

これからも、あなたにとって有用な情報を発信していきます。

それでは、良いDIYライフを!!

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